健康づくり企業の紹介
健康づくりに役立つ取組みを紹介します
株式会社 東洋電制製作所
平成28年度 「のばそう健康寿命!健康づくり企業大賞」 受賞企業
平成27年度 健診状況
定期健診-受診率100%、有所見者率47%、有所見者への保健指導率65.4%
特定健診-受診率100%、特定保健指導実施率100%
がん検診-胃がん100%、肺がん100%、大腸がん100%、乳がん95%、子宮がん95%
評価ポイント(主な取組み)
○高い健診受診率やがん検診受診率、特定保健指導実施率
○様々な面から職場環境の改善や健康づくりに取り組んでいる。
・血圧計、体重計の設置
・QC、5S活動を通して、職場環境を改善
・H27に実施した、健康チャレンジ活動(運動・生活習慣・健康状態の改善を3ヶ月継続実施)をH28年度も継続して取り組むよう声かけ
・県内マラソン大会への参加
・健診の結果、要治療者は、書面で受診日を報告する体制あり
・施設内全面禁煙
・昼食は、ダイエット・健康に配慮したメニューが注文できるようにしている
・医薬品販売及び自販機で健康用飲料水設置
健康づくりReport
競い合いながら健康づくりにチャレンジ
全従業員から参加を募って取り組んだ「健康チャレンジ活動」
競い合いながら健康づくりにチャレンジ
東洋電制製作所は、機械や電気設備の自動化・省力化を図る制御装置を製造するメーカーである。
「平成27年、全従業員を対象に3カ月間"健康チャレンジ活動"を行ったんです」と話すのは、管理統括部統括部長の高見克久さん。一日7000歩歩くことを目標にする"動きたいコース"や休肝日を設ける"休みたいコース"、よく寝る、よく笑うことで免疫力を高める"これならできるコース"、マイナス2kgをめざす"やせたいコース"、禁煙に取り組む"止めたいコース"という、健康改善にふさわしい5つのコースを設定した。
個人では脱落してしまうことも考えられるため、仲間でがんばることができるようそれぞれのコースにはチームで取り組むことにし、達成率の高いチームには賞品を贈ることにした。「たとえば動きたいコースに参加した人たちは、昼の休憩時間や仕事が終わってから歩く人も多く見うけられるようになりました。他のコースでも、仲間とワイワイいいながら楽しく取り組んでいました」と高見さん。3カ月の活動ではあったものの、その効果を実感しており、次の開催も視野に入れているという。
活動の集計表。
参加者の達成度を総務が毎月集計する。
自発的なスポーツ活動を会社が支援
会社近くの体育施設を借りて、週1回(夏場は2回)終業後にバドミントンやソフトテニスを楽しむサークル活動もある。これはもともと一つの部署の仲間が自発的に始めたものであった。それが他の部署にも声を掛けて広がっていったことで会社が支援する活動になった。いまでは参加者も増え、楽しみながら汗を流している。バドミントンやソフトテニスは誰でも気軽にでき、しかも比較的運動量が多いスポーツである。1時間半ほど体を動かすだけで、リフレッシュと体力の維持に役立っているという。他にもソフトボールチームがあり、また、リレーマラソンなどのスポーツイベントにも積極的に参加しているという。
一方、食事の面でも気を配る。昼食は希望者に委託先から弁当を届けてもらっているが、通常の弁当に加えてカロリーを抑え食物繊維が豊富なヘルシー弁当も用意して選べるようになっており、毎日の健康的な食生活を考えているそうだ。
終業後のスポーツ活動。
いまでは参加者も増えた。
健康づくりを仲間と共に
取り組む方法もありますね。
Voice~社員の声~
「健康チャレンジ活動を機会に、ウォーキングを継続していきたい」と話す村上武文さん。
終業後のスポーツ活動には最初から参加しています。楽しみながらやっていますが、気持ちいいですね。おかげで健康診断の数値も良くなってきました。健康チャレンジ活動では"動きたいコース"に参加しました。マメに歩いた結果、チームで賞品をいただけて。個人でもトップでした。スポーツは好きでよくやりますが、ウォーキングも継続していきたいですね。