とやま健康ラボ»ヒートショックを予防しよう
ヒートショックを予防しよう
正しい入浴で健康な毎日を!
現状と特徴
富山県では入浴中の事故が多い!
●毎年約100人※が入浴中に亡くなっています。 ●主な原因であるヒートショックは予防できます。
※人口動態統計「浴槽内での溺死及び溺水」
富山県における浴槽内の溺死及び溺水による死亡者数の推移
(出典:人口動態統計)
起こる原因
- 入浴中の事故が起こる主な原因として考えられているのは、ヒートショックです。
- ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって、血圧が上下に大きく変動することをきっかけにして起こる、健康被害のことです。
- 入浴時に、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入ること、熱い湯船に入ることで、血圧が急変動し、意識障害や不整脈等を起こし、浴室での転倒や浴槽での溺死につながっていると考えられています。
- また、ヒートショックが脳血管疾患や心疾患の引き金となっている可能性もあります。
このヒートショックは、入浴方法を見直すことで予防できます。
緊急時の対処方法
浴槽でぐったりしている人(溺れている人)を発見したら…
- 1. 浴槽の栓を抜く。大声で助けを呼び、人を集める。
- 2. 入浴者を出せるようであれば浴槽内から救出する。直ちに救急車を要請する。
(出せないようであれば、蓋に上半身を乗せるなど沈まないようにする。) - 3. 浴槽から出せた場合は、肩を叩きながら声を掛け、反応があるか確認する。
- 4. 反応がない場合は呼吸を確認する。
- 5. 呼吸がない場合には胸骨圧迫を開始する。
- 6. 人工呼吸ができるようであれば、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す。できなければ胸骨圧迫のみ続ける。