健康づくり企業の紹介
健康づくりに役立つ取組みを紹介します
北日本印刷株式会社
平成29年度 「のばそう健康寿命!健康づくり企業大賞」 受賞企業
平成28年度 健診状況
- 定期健診-受診率100%、有所見者率29%、有所見者への保健指導率14%
- 特定健診-受診率100%、特定保健指導実施率100%
- がん検診-胃がん86%、肺がん97%、大腸がん90%、乳がん13%、子宮がん17%
評価ポイント(主な取組み)
- 県や市等のウォーキングイベントへの参加を呼びかけ。参加費用は会社負担。
- リレーマラソンへの参加
- 階段カロリーステッカーの貼付
- ストレスチェック実施後、産業医を交えて安全衛生委員会で今後の対策等について話し合いを行っている。高ストレス者には、産業医への相談体制を整備。
- インフルエンザ予防接種1000円補助
- アルコール消毒剤やマスクの配置
- 血圧計の設置
- とやま健泊(健康合宿)に参加
健康づくりReport
一つひとつ、できることを見える化
いっちゃんリレーマラソンに参加。ウォーキングイベントなどにも積極的に参加している
一つひとつ、できることを見える化
健康づくりについて各種の認定を受けたことを名刺に刷込み、意識の徹底を図っている
北日本印刷は、印刷を主軸にクロスメディアへの展開も進める企業である。
同社では社員の高齢化傾向から、社長の判断もあり数年前から社員の健康対策を強化してきた。健康リスクが上昇することにより生産性の低下が生じる危機感を抱き、5〜10年先を見越して取り組みを進めている。
社内で健康づくり対策を担う総務経理課長の加藤さんは「日々、1.1倍の努力で一つひとつ、見える化を図っています。継続することで、健康づくりに対する意識を広めていきたいですね」。
階段にカロリーステッカーを貼ったり、いつでも自由に使える血圧計を置いたり。また、禁煙タイムや喫煙場所を定めたり、自販機の飲料にカロリー表示をするなど、できることから取り組んでいる。協会けんぽ富山支部の「健康企業宣言」STEP1の認定や、経済産業省と日本健康会議による「健康経営優良法人」に、中小規模法人部門で認定を受けたことから、自社のカレンダーや社員の名刺にそれを刷込み、意識の徹底も図った。「健康づくりは地道にやり続けことが大切」と加藤さんは話す。
「健康づくりについて、つねに声かけすることを心がけています」
と話す総務経理課長の加藤謙一さん
健康な笑顔を育む会社に
同社では毎年4月に生活習慣病予防健診(35歳以上)と定期健診を実施。また有機溶剤を取り扱う社員には特殊健診を年2回行い、全員受診を達成した。健診で所見が見られた社員には継続的な健診と個別指導が徹底される。メンタルヘルスについては、年1回ストレスチェックを行い、集計やデータ分析を基に、高ストレス者には産業医と相談できるサポート体制をとっている。
一方、県や市などが開催するウォークイベントにも積極的に参加してもらおうと、費用を会社が負担。運動不足を解消し、楽しく汗を流せる機会を増やしている。いっちゃんリレーマラソンや富山マラソンに挑戦する社員もおり、そのためにジムへ通いトレーニングに励む人も現れている。また、ボウリング大会など、親睦を深めながらリフレッシュするイベントも多い。
加藤さんは「健康を心がけようと、できるかぎり声をかけるようにしています。健康は笑顔を育みます。そんな笑顔があふれる会社にしたいですね」と話した。
飲料のカロリーを表示する自販機
社内で行われる歯科健診
自由に使える血圧計を設置
地道に取り組むことが、
健康づくりには重要なんですね。Voice~社員の声~
階段にカロリーステッカーが貼られたおかげで、歩こうという意識が自然とわいてきました。いまでは積極的に歩くことを心がけています。健康づくりに対して、会社がいろんな取り組みをして、とてもありがたいと感じています。
もともと体力には自信がなかったのですが、ジムへ通ってトレーニングし、リレーマラソンにも参加しました。とっても気持ちよかったです。