健康づくり企業の紹介
健康づくりに役立つ取組みを紹介します
富山トヨペット株式会社
平成29年度 「のばそう健康寿命!健康づくり企業大賞」 受賞企業
平成28年度 健診状況
- 定期健診-受診率100%、有所見者率20.9%、有所見者への保健指導率14.9%
- 特定健診-受診率88.2%、特定保健指導実施率28.1%
- がん検診-胃がん88.2%、肺がん88.2%、大腸がん88.2%、乳がん100%、子宮がん100%
評価ポイント(主な取組み)
- 富山マラソンや黒部名水マラソンへの参加
- クラブ活動へ従業員の約半数が参加。会社より活動費用一部補助
- メンタルヘルス対策として、相談窓口を設置
- 新入社員へのメンタルヘルスセミナー実施
- 健保組合が行う人間ドックへの受診も勧めており、受診率は健保組合の平均を上回っている。
- インフルエンザや熱中症等の普及啓発
- 55歳以上の社員を対象に、社会保険と定年退職後のライフプランについての研修会を開催
- インフルエンザ予防接種全額補助(本人・家族ともに補助)
- 完全分煙
- AEDの設置と講習会開催
- 休憩室兼救護室の設置(10店舗中8店舗設置済)
健康づくりReport
健康企業宣言で、意識を浸透
健康企業宣言のポスター。社内での意識浸透を図った。
健康企業宣言で、意識を浸透
富山トヨペットは、県内に10店舗を展開する自動車販売会社である。
同社では、社員の「安全・健康」の確保は企業活動において最も大切なことの一つと位置づけ、心身ともに健康で活力ある職場環境のために様々な取り組みを継続的に行っている。平成29年には健康企業宣言を行い、社内にポスターを掲示するなど意識の浸透を図った。
スポーツを通じた健康づくりやリフレッシュのため、クラブ活動に力を入れ、野球、フットサル、テニス、バドミントン、マラソン、ゴルフがあり、費用を会社が補助。社員の約半数が参加しているという。
また、富山マラソンや黒部名水マラソンといった地域イベントにも積極的で、30人ほどが参加している。
社内で健康づくりを担当する総務部長の野原秀元さんは「社員の健康は何よりも優先しなければなりません。クラブ活動をはじめいろいろありますが、これから健康づくりにより積極的に取り組んでいくという会社の意思表示として、健康宣言を行いました」
富山マラソンでは大会のサポートも
「社員の健康の確保はすべてに優先する」
と話す総務部長の野原秀元さん社員、家族、定年後もケア
メンタルヘルスの面では、新入社員を対象にしたセミナーを開催。職場でのコミュニケーション術について研修を受け、新社会人となる社員の心をケアしている。また、全員参加のストレスチェックを行うほか、ハラスメントについての相談窓口も設けるなど、メンタルヘルスをサポートする体制は強い。
55歳以上の社員を中心にした社会保険&ライフプランセミナーも特筆すべき一つ。定年退職後も健康でいきいきとした人生の過ごし方についての研修だ。
インフルエンザの予防接種は各店舗に巡回車を派遣して行い、社員だけでなくその家族の費用も会社が負担。健保組合の平均に比べ、高い実施率を達成している。
完全分煙の徹底、血圧計やAED、救護室の設置(8店舗)など、社員の健康を守るため、きめ細かい取り組みを進めている。
社員用の喫煙室
救護室も10店舗中8店舗に設置
会社が健康づくりを宣言することで、
社員の意識も高くなるのかもしれません。Voice~社員の声~
「富山マラソンも走りました」
と話す福田知紗さんは、 バドミントンの実業団大会にも出場している。学生時代からバドミントンをしていて、会社のクラブでも続けています。
体を動かすことは何よりのリフレッシュ!翌日の仕事にも意欲がわきます。いろんなクラブでたくさんの人が活動しているせいか、会社にも活気を感じますね。
インフルエンザの費用負担もとてもありがたいですし、メンタルチェックでは自分の心の状況がわかるのでとても助かっています。