健康づくり企業の紹介
健康づくりに役立つ取組みを紹介します
高岡市食生活改善推進協議会
健康づくりReport
私たちの健康は、私たちの手で。元気で長生き
電車内でコンサート。みんなで歌い、大いに盛り上がる
私たちの健康は、私たちの手で。元気で長生き
高岡市食生活改善推進協議会は、「食」を中心として健康づくりに役立つ様々なイベントを実施しているボランティア団体である。
同協議会がテーマとして掲げているのは「私たちの健康は私たちの手で 元気で長生き」である。この日は「食べて健康 歌って健康 電車でGO!」のイベントを企画して市民に参加を呼びかけ、60〜70代を中心に約20名が参加した。
参加者は受付で体組成計や血圧計で身体をチェックした。その数値に基づいて、保健師から体脂肪やBMIの数値の見方、血圧の測り方の説明を受けた。健康寿命を伸ばすためには適度な運動と毎日の食事が大切という話を聞き、1日に必要な野菜350gを実際にお皿に盛って確かめたり、自宅から持ってきた味噌汁の塩分濃度を測ったりした。
料理の塩分濃度を高い順番に並べるクイズもあり、野菜摂取と減塩について楽しみながら理解を深めた。
また、食改員が考えた栄養満点でバランスの良い弁当を参考に、食事バランスガイドについて説明を行った。併せて郷土食についても紹介した。
バランスのとれた食事についてのレクチャー
協議会スタッフが参加者の健康をチェックする
自宅でつくった味噌汁の塩分を測る
食べて健康、歌って健康、電車でGO!
続いて行われた調理実習では、くるみゆべしとスイートポテト作りに挑戦した。調理後は、お楽しみの万葉線へ。車内では、やちゃら、えべす、昆布巻きなど高岡の伝統的な料理を用いたバランスの良い弁当が渡された。参加者は万葉線の風景を眺めながらお弁当を味わい、それぞれ自己紹介を兼ねて自身の健康づくりの取り組みを発表した。
終点、越ノ潟からの折り返しは、地元で活躍するギタリストと歌手による車内コンサートを開催。最初は歌と演奏に耳を傾け、手拍子だけだった人も、みんなと一緒になって大きな声で歌い、大いに盛り上がった。「歌うことは健康によく、腹筋や腰の強化、脳のトレーニングにもなるんですよ」と歌手の方から話があり、歌声はさらにボリュームを増した。最後は全員で「百歳まで元気で生きるぞ〜」と声を上げ、満面の笑顔で電車を降りた。
協議会がメニューを考えた当日の弁当。
郷土料理がいっぱい
参加者全員が
一緒になって歌う
Voice
「いろんな方々と協力して市民の健康づくりのお役に立ちたい」と話す会長の山崎幸恵さん
高岡市食生活改善推進協議会は、食育や生活習慣病予防など、食を通した健康づくりのいろんなイベントや講習会などを開催しています。今回のイベントもその一環です。弁当は何度も試作し、高岡の郷土食を伝えながら健康にも良いメニューを考えました。食べることは毎日のことですから、とても重要ですね。野菜摂取や減塩を含めて、様々な面から健康づくりを考えています。今回はとても好評でした。できれば継続していきたいですね。