健康づくり企業の紹介
健康づくりに役立つ取組みを紹介します
大谷製鉄 株式会社
平成28年度 「のばそう健康寿命!健康づくり企業大賞」 受賞企業
平成27年度 健診状況
定期健診-受診率97%、有所見者率56.8%、有所見者への保健指導率21.8%
特定健診-受診率100%、特定保健指導実施率100%
がん検診-胃がん96%、肺がん100%、大腸がん93%、乳がん84%、子宮がん74%
評価ポイント(主な取組み)
○高い健診受診率やがん検診受診率、特定保健指導実施率
○健康づくりに関する幅広い取組みを実施。
・がん検診の補助(前立腺、乳、子宮がん)、従業員全員にピロリ菌検査、B型C型肝炎検査実施。節目年齢で人間ドック全額補助
・マイヘルスダイヤリーにより、個々に体重・食事・運動の目標を設定し、生活習慣の改善指導実施⇒メタボ対象者半数に減少
・メタボ予備軍や特定保健指導対象外の者にも、食事運動指導や面談を実施
・H21~ストレスチェックを実施し、高ストレス者で希望者には産業医の面談を実施
・定期的に外部講師によるメンタルヘルス教育を実施。
・自動販売機へのカロリー表示
・クラブ、同好会支援(野球、バスケット等へ助成)
・社内紙に季節の感染症情報や健康管理方法を掲載し、注意喚起を実施。
・インフルエンザ予防接種代全額補助、感染症予防教育実施等、感染予防対策を実施
・健康器具設置、AED設置と講習実施
・完全分煙
健康づくりReport
社員とその家族のために
体重や食事、運動量を書き込みながら生活習慣の改善を図るマイヘルスダイアリー。
社員とその家族のために
大谷製鉄は、鉄リサイクルによる鉄筋コンクリート用棒鋼の製造および販売をしている北陸唯一の会社である。
同社では「会社は小さな社会、大きな家族」の考えのもと福利厚生の拡充に取り組んでおり、健康づくりの取り組みも充実させている。社員と社員を支える家族の健康を考え、社員がその能力を最大限に発揮し、安心して長く働いてもらえるよう、また退職後も元気に過ごしてもらえるように、法令に定められたものにとどまらず、健診項目の拡充や人間ドックの費用補助など、幅広いサポートを行っている。
取り組みの一つに『OTANI健康ひろば』の発行がある。社員だけでなくその家族に対し、インフルエンザをはじめとした感染症を中心に、その時々に注意すべき疾病などについてきめ細かい情報を提供するとともに注意を呼び掛けている。平成21年から毎月発行し続けており、家族からも好評だという。また、同時期からストレスチェックや専門家による研修を行っており、心身両面にわたり行き渡った体制をとっている。
マイヘルスダイアリーでメタボ減少
毎年の健康診断の結果をもとに個別指導も充実させている。メタボ判定を受けた人(予備軍を含む)を対象に行っているのがマイヘルスダイアリーだ。これは個々人が自ら体重・食事・運動量の目標値を設定し、生活習慣の改善を図るもの。毎日状況を書き込み、グラフ化されるので数値が一目瞭然になりわかりやすい。これを、社内の産業保健スタッフが定期的に確認し、コメントを寄せてそれぞれの取り組みが継続するよう支援している。平成20年から始めたそうだが、このダイアリーの実施により3分の2の方がメタボ非該当になったという。
他にも休憩コーナーに健康器具やマッサージチェアを設置するなどのきめ細かい配慮が見られ、社員の健康を気遣う気持ちが行き届いている。
自動販売機には飲料水のカロリーを表示。
光が差し込み開放感ある喫煙ルーム。
健康づくりに目標を設定してみましょう。
休憩コーナーには健康器具やマッサージチェアを設置。
Voice~社員の声~
マイヘルスダイアリーを書き始めてから、夕食の飲酒を控えたり、間食をやめたり、休日にウォーキングするよう努めました。おかげで体重も減り、体調が良くなったと思います。あまり厳しくせず、長く続けることが大切ですね。家族にも心配かけないよう、これからもしっかり体調管理をしなければと思っています。何かスポーツに挑戦し、筋肉をつけて体質の改善も図りたいです。