健康づくり企業の紹介
健康づくりに役立つ取組みを紹介します
金剛薬品 株式会社
平成26年度 「元気とやま健康づくり企業表彰」 受賞企業
平成25年度 健診状況
- がん検診－胃がん85％※、乳がん100％、子宮がん100％、肺がん85％※、大腸がん85％※
- 定期健診－受診率100％、有所見者率４％
- 有所見者への保健指導率100％
※35歳以上の生活習慣病健診該当者においては、受診率100％
評価ポイント（主な取組み）
○高い健診受診率・保健指導率
○自社農園栽培の無農薬野菜や減塩の調味料等を使用した食事の提供や新規採用時に非喫煙者の採用を推進するなど、総合的な健康づくり取り組みを実施
- クラブ活動の推進（グループ企業間での合同テニス大会の開催やマラソン大会への参加等）
- メンタルヘルス（バーベキュー大会などのレクリエーション活動の実施、福利厚生施設を喫茶室として開放）
- 栄養事業（自社農園で栽培した無農薬野菜や減塩調味料を使用するなど、工夫した食事を社員食堂で提供）
- 禁煙・分煙対策（完全分煙。H26年度より新規採用時の条件として、非喫煙者の採用を推進）
健康づくりReport
自社農園栽培の無農薬野菜を食事に提供
「野菜プラス」と「減塩」の工夫が凝らされたランチ。
自社農園栽培の無農薬野菜を食事に提供
金剛薬品は、医薬品原薬、食品添加物、化学工業薬品などの卸売りを行う企業である。同社の理念は「命（Life）を動かす力であること」。その考えは社員の健康づくりにも向けられている。
その一つに自社農園がある。これは、社員の昼食に野菜の一品料理をプラスしようという経営者の考えからスタートしたという。季節ごとに旬の野菜を無農薬で栽培し、社員が管理を行う。サラダやお浸しなど、気軽に食べられる料理として提供され、野菜不足を補っている。調理には減塩調味料を使用するなど、社員の健康的な食生活を守るため行き届いた配慮がなされている。減塩＆野菜プラスを日頃から心がけることができるありがたい取り組みであろう。また、情緒があり落ち着いた雰囲気の喫茶スペース「金剛会館」も設けた。休み時間などに社員がリラックスして過ごせる場所になっているという。ほっとひと息つくことのできる場所があることで、心身ともにリフレッシュすることができる。
自社農園の野菜は
社員が栽培し管理する。
安心・安全な
無農薬栽培の野菜。
リラックスできる喫茶スペースは癒しの場に
（福利厚生施設「金剛会館」）。
分煙意識が全社員に浸透
同社では、今日のように分煙意識が高まる以前から、喫煙室を設けていた。喫煙者は非喫煙者に対して迷惑をかけないようにする心がけは社員に浸透している。平成２４年から社員採用に際しては、「非喫煙」を条件として明記する（但し、禁煙の意向がある者に対する採用は行う）など、健康にかかわる企業として強い姿勢をとった。ここまで徹底するのはなみなみならぬ意識があったものといえよう。また、スポーツ同好会の立ち上げについても積極的な支援を行い、バーベキューなどのイベントを開催し、社員のリフレッシュに役立てているそうだ。社員が何かやりたいという要望があれば、できる範囲で支援するのが会社の方針になっているという。マラソンやリレーマラソンへも代表チームを結成して参加し、健康づくりのためにサポートしている。
社員への思いやりが
何より大切ですね
Voice～社員の声～
「健康にかかわる企業だからこそ、まず社員が健康でなければ」という会社の考えを感じると話す安田茂雄さん。
自社農園は私が入社する前からありましたし、分煙もとくに意識して行ったわけではないようです。人々の健康にかかわる企業だからこそ、まず社員自身が健康でなければならないという会社の考えを強く感じていますね。そうしたことが、自社で栽培した野菜を社員に提供して野菜不足を補ったり、リラックスできるスペースを設けるなどの取り組みに表れていると思います。一人ひとりの健康に対する思いやりのある姿勢は、社員にとってもありがたいですね。
