健康づくり企業の紹介

健康づくりに役立つ取組みを紹介します

株式会社 ホクタテ

株式会社 ホクタテ

富山市中野新町1−2−10

業種: 総合ビル管理業
従業員数: 1,311名
(平成28年3月時点)

「健康経営」を意識して、自社ならではの

平成26年度 「元気とやま健康づくり企業表彰」 受賞企業

平成26年度 健診状況

  • がん検診-胃がん30%、乳がん-%、子宮がん-%、肺がん100%、大腸がん30%
  • 定期健診-受診率100%、有所見者率75%
  • 有所見者への保健指導率58%

評価ポイント(主な取組み)

○高齢化社会を迎え、高齢者雇用の増加が予想されるなか、健康で働き続けていけるよう高齢労働者を対象とした健康づくりの取組みを実施

  • 健康づくりセミナー(清掃や施設管理などの業務に従事する64歳以上の従業員を対象として、健康運動指導士などの専門家を招いて、体力測定、ウォーキング指導、栄養指導、温泉入浴指導などを行う1泊研修を実施)
  • 禁煙・分煙対策(完全分煙)

健康づくりReport

「健康経営」を意識して、自社ならではの"健康づくり"を実践

「健康経営」を意識して、自社ならではの

1泊2日の「健康づくり体験会」は毎回参加者が増加

「健康経営」を意識して、自社ならではの"健康づくり"を実践

ホクタテはビルのメンテナンス、警備などビルを総合的に管理する企業である。
近年は雇用延長の傾向から、65〜70歳の従業員が中心になってきているという。この世代になると体力の衰えから転んだり、滑ったりしてケガをする心配もある。そんな危機感をもった酒井正秋社長は、3年ほど前から「健康経営」を意識するようになり、講演会などへ積極的に出かけ、良いと感じたことなどを自社に反映してきた。「会社にとって人は"財産"です。いま働いている人、また新しく来てくれる人が、いつまでも元気に働くことができる環境づくりは会社の使命」と話す。
同社の取り組みは、大きくわけて二つ。一つは、定期的に行われる健康診断のデータを分析し、その内容から自社の特徴をつかむこと。それを基に、「安全衛生委員会」で健康対策を議論したり、事故原因の分析などを行っている。これにより、従業員一人ひとりに必要なことや、会社全体で改善しなければならないことを自覚し、健康で事故のない会社づくりを推進している。
健康経営に取り組む企業トップの強い意思が、会社全体に広がっているケースといえよう。

とやま健康ラボ Report

会社全体で健康づくりを取組むためには
企業のトップの意識が大切なんですね

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自身も腹筋、背筋を
日課にしているという酒井社長

「健康づくり体験会」の実施以来、事故は減少傾向に

もう一つは「健康づくり体験会」の実施である。これはグループ会社の立山国際ホテルを利用し、1泊2日で行われている。年3〜4回開催しているが、回を重ねるごとに参加者は増加しているという。参加者は65歳前後の方が多いそうだ。
内容も充実しており、食事をしながら栄養のバランスを考えてもらったり、スポーツクラブのインストラクターを招いた体力測定や健康講話、さらにホテルの天然温泉でゆっくりくつろぐ。
なかでもストレッチなどを組み入れた運動は、簡単な運動が多いが、繰り返すうち自分の体力に気づかされる人も多いという。柔軟性やバランス感覚などは歳とともに失われがちになるもの。それに気づくだけでも、仕事をするときの心がけにつながっていく。中には、体験会で覚えた運動を家でも続ける人もいるそうだ。実際、この健康づくり体験会をはじめてから事故の数も減少傾向にあるという。
同社では他にも、社員食堂のメニューを塩分や脂肪を抑えたものにしたり、トクホ飲料の購入に補助を出したりしている。
全国的にも従業員の高齢化がいわれている中、 会社の取り組みにより、年を重ねてもいつまでも元気に働くことができる環境をうまく作り上げている。

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体力測定をはじめ、一人ひとりの体に合わせて運動方法を指導

とやま健康ラボ Report

体力や食生活などの「気づき」が健康づくりの第一歩ですね!

Voice~社員の声~

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「自分の健康、食生活を気づかされた。それがよかった」と下坂裕さんは話す

「健康づくり体験会」は、何より楽しくできるところがいいですね。ストレッチなどの体操も、腰が痛い人、肩が痛い人など、その人に合わせ具体的かつ丁寧に指導してくれるのでとてもありたいです。栄養士さんが実際に皿に盛って料理のカロリー計算をしてくれるのもの分かりやすい。野菜不足も痛感させられて、いまでは三食必ず野菜をとるようになりました。

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